
こんにちは!
オンライン話し方教室「ボイスプロデュース」代表講師の福永智樹です。
今回はか行の滑舌トレーニングをしていきましょう。
「か行」が苦手だと自覚している人は少ないのではないでしょうか。
しかし、ほとんどの方はきれいな発音ができていません。
よって、「か行」がきれいに発音できている人は、他の行の発音のクオリティーもかなり高いと言えます。
か行の発音の仕組み
か行の子音は「k」です。舌の奥を上げて軟口蓋(喉ちんこの手前の柔らかい所)につけ、息を一瞬止めてからそのあとに勢いよく出すと「k」の音になります。
なかなかイメージできない場合は「うがい」を思い出しましょう。その時の舌の位置は「k」と同じものになります。
か行をきれいに発音するポイント
やはり舌の使い方にポイントがあります。
先ほど言ったように、舌の奥が軟口蓋(口の中の上の部分)に当たり、息が出ないようにする必要がありますが、その時に呼気圧(息を出す力)を高めなくてはいけません。
この呼気圧を高める作業が不十分だと、正しく発音できてません。
たとえば洗濯機。 正しくは「せんたくき」ですが、呼気圧が弱いと「せんたっき」になってしまいます。
か行の滑舌練習
①呼気圧を高める練習として、「ん〜かー」のように、「k」をゆっくり大げさにやってみましょう。
そうすれば、舌が強く軟口蓋に当たり、呼気圧が高くなる状態が分かり、コツをつかみやすくなります。
②慣れてきたら、「かかかかか」「ききききき」「くくくくく」「けけけけけ」「こここここ」と、大きな声で練習しましょう。真ん中の3番目の音が弱くなりやすいので、すべての音を均等にはっきりと出すように意識しましょう。
まとめ
か行がきれいに発音できるようになれば、舌の力が強くなりますので、他の滑舌も改善していきます。
他にも練習課題を記載しますので、楽しみながら滑舌トレーニングをしてみてはいかがでしょうか。
◎かきくけこ、コケコッコー×3
◎かかとがひっかかる×3
◎高架橋橋脚(こうかきょうきょうきゃく)×3
他行の発音ページ
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