大きな声の出し方のコツ16選【小さな声を改善しよう】

メガホンで大きい声を出す女性

こんにちは!

オンライン話し方教室「ボイスプロデュース」代表講師の福永智樹です。

 

小さな声で損してませんか?

大きな声の出し方がわからず、普段から小さな声で話してしまうと、何かと損することが多いはずです。こんなことはありませんか?

「元気がない」と決めつけられてしまう

「もっと大きな声で話せ」と上司から叱られてしまう

自信がないように見られる

相手から聞き返されることが多い

周りがざわついている所で話すのが苦痛

 

いかがでしょうか?

もちろんいつでもどこでも大きな声で話す必要はありませんが、状況によって声の大きさをコントロールできれば、もう上記のようなことで悩むこともなくなるはずです。

今回はトレーニングではなく、日頃から意識すべき声を大きく出すコツをご紹介します。

 

 

話し方教室の詳細

 

まずはスマホで自分の声を聞いてみる

ボイスメモ

大きな声を出しているつもりでも、実はそうでないケースも多々あります。

まずは自分はどんな声を出しているのか、どれくらいの大きさなのか、しっかり自覚することが大切です。

その時に使うのがスマホの「ボイスメモ(ボイスレコーダー)」のアプリです。スマホには必ず入っていると思います。

内容は何でも構いませんので、できる限り大きな声で下記の文章を読んでみましょう。

「ありがとうと嬉しそうに笑顔でお礼を言う」

 

自分で聞いている声

録音ができたら、再生して聞いてみましょう。

少し違和感があるかもしれませんが、そこから聞こえてくる声が周りの人が聞いている「本当のあなたの声」です。

自分の声は頭蓋骨の骨伝導によって、響きの良い声として聞こえています。

しかし、自分以外の周りの人には空気振動のみで声が伝わっていきますので、響きが薄くなるんですね。

ボイスメモに録音した声を聞いて、自分自身が納得できるものになることが大切です。

 

〜参考ページ〜

録音した自分の声が気持ち悪い【本当の声を好きになる方法】

 

 

口を大きくはっきり動かして話す

小さな声で話す人の大半は、口をあまり動かさずに話してしまいます。

口を大きく開けて話すことで、声の通り道も大きくなり、大きな声が出やすい状態をつくることができますので、鏡で確認してみましょう。

その時に口が大きく動いていれば、大きな声を出す準備はできているということになります。

 

滑舌にも影響が。。。

口をあまり動かさないで話してしまうと、母音がはっきりせず、滑舌が悪く聞こえてしまいます。

いくら大きな声で話すことができても、滑舌が悪いと周りに良い印象を与えることができません。

 

下記のように、口をしっかり動かす滑舌練習を普段からやってみましょう。

◎イウエオア×4回

 

 

喉をしっかり広げる方法

大きな声を出すためには喉をリラックスした状態で、大きく開けておく必要があります。

喉を大きく開けておくことで、声帯でできた音が鼻腔などの空洞に伝わりやすくなり、自然に大きな声を出せるようになります。

 

あくびをすると大きな声が出る

普段声が小さな人も、あくびの時は喉の奥が広がりやすくなるので、「あ〜」と声を出せば比較的大きな声になります。

鏡で口の中を確認してもらえれば、喉ちんこがしっかり見えている状態になるはずです。

 

舌根を鍛える

舌根(あごと喉仏の中間あたりにあります)を鍛えることで、喉を広げるのがうまくなります。

鏡を見ながら「あ〜」と声を出した時に、喉ちんこが見えない人は、舌の奥が浮き上がってしまっています。

 

舌の奥を下げて喉を広げるためには、舌根を鍛える必要があります。

一番かんたんなトレーニングは、口の中で舌を大きく円を描くようにグルグルと回すことです。

注意する点としては、早くならずに一定のペースで回すこと、できるだけ大きく円を描くことです。

同じ方向だけでなく、反対回りでもやっていきましょう。

舌の奥に疲労感が出てくるまで、しっかり回してほしいのですが、大体5周ずつくらいで限界がくる人が多いです。

※何周やってもなかなか疲労感がない人は、ペースが早すぎるか、大きく回せていない可能性があります。

 

舌の筋肉は「つきやすく落ちやすい性質」です。毎日最低1セットは行うようにしましょう。

 

 

腹式呼吸をマスターする

腹式呼吸のトレーニング方法

大きな声をだすためには、正しい呼吸法が必要になります。

それは腹式呼吸です。

腹式呼吸ができるようになれば、吐く息の強や量をコントロールできるようになり、様々な声が出せるようになります。

大きな声を出す時に腹式呼吸ができていないと、喉が痛めてしまうこともありますね。

腹式呼吸をマスターしていれば、風邪以外で喉がかれることはほとんどなくなりますので、基本からしっかりやってみましょう。

 

腹式呼吸のやり方

まずは試しに、大きく息を吸ったり吐いたり繰り返してみてください。

その時に胸や肩が動いていると、胸を使った「胸式呼吸」ということになります。

胸式呼吸は話す時には向いていないので、改善する必要があります。

 

腹式呼吸は息を吸うとお腹が膨らみ、吐くとお腹がへこみます。

実際に息がお腹にまで入っているわけではありませんが、肺の横隔膜が大きく下に下がり、内臓が押し出されることで、お腹が大きく出てきます。

 

トレーニングのコツは、息を吸うことではなく、「吐くこと」からスタートするということです。

その時に、しっかりとお腹がへこむように息を出し切ってください。

その後、お腹の力を抜けば自然に息が入り、お腹が大きく膨らむはずです。

 

腹式呼吸の詳しいトレーニング方法はこちらをご覧ください。

腹式呼吸に腹筋は逆効果!正しいやり方と効果的なトレーニング

 

腹式呼吸を動画で確認!

 

 

鼻腔に声を響かせる

大きな声を出すために身体に声をしっかりと響かせることが大切です。

アコースティックギターをイメージしてください。

ギターの音の出る仕組みを人間にあてはめてみます。

※()は人間

 

◎指(息)で弦(声帯)を鳴らすと音が発生する→それが木のボディ(鼻腔)に響くことで大きな音が出る

 

どうでしょうか?もしもアコースティックギターに木のボディがなければ、弦を鳴らしても小さな音しか出ません。

人間も同じように、息を声帯にあてて音を作り、それを鼻腔に響かせなければ、小さな声にしかならないということです。

鼻腔以外にも、喉の咽頭、口の口腔なども響きます。鼻腔が一番声帯から遠いので、響きにくいのが現状です。

 

鼻腔に響かせる方法

鼻腔に声を響かせる方法として、一番分かりやすいのがハミングです。

鼻歌のようなものですね。

nの発音で「ん〜」と言ってみると、鼻のあたりに響きを感じませんか?

 

「ん〜、あ〜、ん〜、あ〜」と少しずつ音量を上げていくような練習をすると、大きな声を出す感覚をつかめるはずです。

その時には鏡で口の開け方も確認しながら行いましょう。「あ〜」の時に口を縦に開け、喉ちんこが見えるようにしましょう。

 

ハミングを動画で確認!

 

 

かんたんな発声トレーニング

大きな声を出す女性

腹式呼吸とハミングでコツがつかめてきたら、次は発声トレーニングです。

ピアノを使って音階練習ができれば理想的ですが、誰もができるわけではないと思いますので、かんたんな発声トレーニングをいくつかご紹介します。

 

リップロールでウォーミングアップ

明るく芯のある声をつくるための練習として、リップロールをやりましょう。

リップロールとは上唇に息を強くあてて、ブルブルと震わせながら声を出す練習のことです。

これをやっていくことで、明るい声を出す時に必要な筋肉をうまく使えるようになります。

しかし、普段からあまり話さない人、表情がかたい人はなかなかできませんので、手を使います。

両方の口角の少し下に指をあて、少し持ち上げます。そうすることで、上唇に息が入りやすくなり、唇が震えてきます。

ボイストレーニングには欠かせない練習ですので、鏡を見て指の位置と口角の上がり方を確認しながらやってみましょう。

 

リップロールを動画で確認!

 

スタッカートで声を出す

「はっ!はっ!はっ!はっ!」と勢いをつけて大きく出しましょう。

「あっ!」で出すよりも「はっ!」の方が息を強く出せますので、大きな声になりやすくなります。

長時間やりすぎると、喉を痛めてしまうこともありますので、無理はしないようにしてください。

 

大きく笑う

スタッカートを応用して、「はっはっは〜」と大げさに笑ってみましょう。

できれば低めの声と高めの声で、2つのバージョンでやることをおすすめします。

低めの声の時は、アニメに出てくるような悪役や大魔王などをイメージして、太く暗い声で笑うようにします。

高めの声の時は、アニメに出てくるようなヒーローが参上する時のようなイメージで、明るい声で笑うようにすると、コツをつかめます。

この時も鏡を確認しながら、口を大きく開けて行いましょう。

大げさに声を出すのがコツです。

※大きく笑う

 

身体を使って声を出す

野球ボールを握る手

ボールを遠くに投げる動作を入れながら、「うぉ〜い!」と声を出してみましょう。

何も動作を入れずに出す時よりも、大きな声を出せるようになります。

人は無意識のうちに手や身体の動作に合わせて声を出しています。

ボールを近くにそっと投げる動作を入れると小さい声、遠くにしっかりと投げる動作を入れると大きな声になるはずです。

また、豪速球を投げるように腕を速く動かして「うぉい!」と言うと、上記のスタッカートのように短く勢いのある声にもなりますので、いろいろ試してみましょう。

動作を大げさにすればするほど、効果がありますので、まずは声を出さず身体の動作だけでやるのもいいかもしれません。

 

このトレーニングは普段のボイストレーニング研修でもよくやりますが、10人中8人くらいは大きな声が出ています。

 

メガホンのように手を口にあてる

声を出す女性

メガホンのような方になるように両手を口にあてて、遠くに声を出すようにすると、大きな声が出やすくなります。

これも上記のように「身体を使って声を出す」ということです。

手を使った時と使わない時で、どちらが大きな声を出しやすいか試してみてください。

 

声帯を動かす筋肉を鍛える

声帯

声帯そのものは筋肉ではないので、鍛えることは難しいと言われています。

しかし、声帯を動かす筋肉を鍛えれば大きな声を出しやすくなります。

 

閉鎖筋の鍛え方

声帯を閉じる筋肉である閉鎖筋(へいさきん)。これを鍛えることで息漏れが少なくなり、安定した太い声を出せるようになります。

そのために、「エッジボイス」に挑戦しましょう!

「あ」の口をしたまま息を吐き、少しずつ声を出していくと、「あ゛」という音が出ます。これがエッジボイスです。

これを一定に長く続けていきましょう。あまり力を入れると喉を痛める事もありますので、リラックスした状態で行いましょう。

そして慣れてきたら、「あ゛」から「あ」につなげていきます。

※エッジボイスの例

 

輪状甲状筋の鍛え方

輪状甲状筋(りんじょうこうじょうきん)を鍛えることで、高めの声出しやすくなります。

高めの声を出せるようになれば、自然に声も大きくなりますので、是非やってみましょう。

いくつか練習方法はありますが、一番簡単なのは「裏声」です。

裏声で「ホー、ホー」とフクロウのように繰り返してみましょう。

その時に喉仏が下がる(あごの下が膨らむ)ことを確認しながら行いましょう。

※裏声の音声

 

〜参考ページ〜

声帯を鍛えるのは不可能!?声帯を動かす筋肉を鍛えよう!

 

普段話す時に意識すること

練習では大きな声が出たとしても、実際に話している時についつい小さな声になってしまうと、とてももったいないですね。

話している時に意識すべきポイントをご紹介します。

 

遠くに声を出すように話す

大きな声を出すためには、話している相手よりも遠くに声を出すようにしてみましょう。

1メートル先に話す相手がいるのなら、3メートル先に声を出すイメージです。

たとえば遠くの人を呼ぼうとすると、大きな声を出さないと聞こえませんよね?遠くに声を出すイメージを持って話すことで、自然と声が大きくなります。

 

1つ目の音(言葉)を大きく出す

最初の音が大きく出れば、自然とそのあとも大きな声を出しやすくなります。

※「おはようございます」だったら「お」、「ありがとうございます」だったら「あ」など。

 

しかし、最初の音が小さく出てしまうと、そのあと大きな声は出にくいですし、出たとしてもかなり不自然に聞こえてしまいます。

最初の音をどう出すかによって、全ては変わっていきます。

※悪い例と良い例を聞き比べてみましょう!

 

話す相手よりも少し大きな声を出す

話す相手がどれくらいの大きさの声を出すかによって、こちらの声の音量もコントロールしましょう。

相手が小さい声で話している時には、自分の声も小さくなりやすいです。

しかし、相手よりもあまりに大きな声を出してしまっても不自然ですので、相手よりも少しだけ大きな声を出すように心がけてください。

 

笑顔で話す

人に好かれる話し方

身の回りにいる人を思い返してみましょう。

いつも笑顔で話す人と、無表情で話す人、どちらの方が声が大きい傾向がありますか?

前者の「笑顔で話す人」ではないでしょうか?

笑顔で話すことで、口をしっかり動かせる、鼻腔に声を響かせやすくなるという効果があります。

できるだけ明るい表情で話すことを意識するだけでも、大きな声を出しやすい状況を作ることができます。

 

〜参考ページ〜

【素敵な笑顔の作り方】1日1分であなたの第一印象がアップ!

 

 

まとめ

  • スマホで自分の声を聞いてみる
  • 口を大きくはっきり動かして話す
  • あくびをすると大きな声が出る
  • 舌根を鍛える
  • 腹式呼吸をマスターする
  • 鼻腔に声を響かせる
  • リップロールでウォーミングアップ
  • スタッカートで声を出す
  • 大きく笑う
  • 身体を使って声を出す
  • メガホンのように手を口にあてる
  • 声帯を動かす筋肉を鍛える
  • 遠くに声を出すように話す
  • 1つ目の言葉を大きく出す
  • 話す相手よりも大きな声を出す
  • 笑顔で話す

 

大きな声を出せるようになるには、技術と習慣が大切です。

いくら大きな声を出す技術を身につけたとしても、それを普段使えないと意味がありません。

その時に必要なことが「意識すること」です。まずは意識して大きな声を出そうとしなければ習慣にはなりません。

意識の積み重ねによって、「無意識」でも自然に大きな声を出す習慣がついた時、本当の意味で「改善した」と言えるのです。

 

最初から1日中意識して大きな声を出し続けることは難しいので、まずは普段のあいさつから大きな声を出していくとコツをつかめるはずです。

是非チャレンジしていきましょう。

 

話し方教室の詳細

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オンライン話し方教室【ボイスプロデュース】代表講師。 アメリカ留学にて本格的なボイストレーニングを習得。発声・滑舌・話し方のトレーニングを個人レッスン(Skype)にて提供中。レッスン受講生は全国・海外に多数。https://www.voice-produce.com/

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