話す相手によって声と話し方を変える理由

こんにちは!

オンライン話し方教室「ボイスプロデュース」代表講師の福永智樹です。

私は話す相手によって、声と話し方を変えています。

普段は、男性・女性、年上・年下、相手との関係性などで話し方を切り替えます。

また、レッスンの時にはこれらに加えて、「受講生の目標」によって変えています。そうすることで、ボイストレーニングの質が向上します。

レッスンの話し方で、変えるポイントは3つ

①声の高さ・トーン

→男性は声がこもってしまう方が多いので、比較的高めの声で話すようにします。女性は安心感を与えるように話すと、より話を聞いてくれる傾向があるので、少し低めの声で話します。

②話すスピード

→早口を直したい方にはゆっくり、ハキハキと話せるようになりたい方には少しだけ早めにテキパキと話します。

③抑揚のつけ方

→一本調子で話してしまう人には、音の高低差で抑揚をつけて話します。独特な話癖がある方には、一定に安定感を出す話し方をします。

真似をしてもらうために見本になる

このようにレッスンの中で、受講生に合わせて話し方を変えると、自然に真似をしてくれるようになります。話し方に限らず、何かを習得したい時に一番早いのは、先生のマネをすることです。

そして、話し方をマネをするためには「聴く力」が重要になります。聴く力がどんどんついていくと、普段の自分の声や話し方に敏感になり、成長しやすい状態になるんですね。

ちなみに、レッスン以外の時については、「どうしたら相手にうまくつたわるか」「どんな印象を持ってもらいたいか」ということを基準に、話し方を変えます。そうすることで、よりコミュニケーションも円滑にとれるようになっています。

まとめ

これらのように話す相手によって声や話し方を変えることは、多くの人が普段からやれている場合もあります。特に多いのが、「電話」です。電話になるといきなり声のトーンが変わる方って多くないでしょうか?時には極端に変えすぎの場合も。。。

もしもなかなか相手によって声を変えれていないという人は、電話の声から意識してみましょう。必ずコツがつかめるはずです。

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2014年にオンライン専門の話し方教室を設立。ボイストレーナーとして、10年以上のキャリアを持つ。